日本のフードロスの現状

農林水産省及び環境省より令和3年度(2021年度)の食品ロス量の推計値が公表されました。その量日本全国で523万トンに及びます。日本人全員が365日おにぎり1個を捨てている計算になります。このうち、加工工場などで廃棄される商品や、売れ残り、返品などの食品関連事業者から発生する食品ロス量は 279万トン、一般家庭から発生する食品ロス量は244 万トンとなります。

しかし、政府で算出される統計には
畑での出荷前に捨てられてしまう規格外の野菜は含まれておりません。

北海道では、広大な土地と豊かな自然を活かした農業が盛んで、農作物を育てるために利用する土地(耕地面積)は、日本全国の耕地面積の約4分の1(25%)をしめています。また、北海道では北部、中央部、南部など地域によって気候や土地の状態が異なるため、多種多様な農産物が生産されているのが特徴です。

北海道では農家が生産した野菜の20%~60%が規格外で捨てられてしまう。

スーパーでいつもお買い物をする野菜や果物って、形がとっても綺麗ですよね?実は野菜や果物には、各小売店などで販売するための形やサイズなどが決まっている「規格」というものがあります。この規格に合わない野菜は規格外商品としてスーパーなどに送られることはなく、出荷前にそのまま廃棄されています。北海道ではジャガイモや玉ねぎなど多種多様な野菜が生産されてますが、実に20%~60%が規格外商品として捨てられてしまう現状があります。

17個あるSDGsの目標の12番目にあたる「つくる責任 つかう責任」では、「持続可能な生産と消費の仕組みを作る」という目標を目指しています。そして2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、 収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させるというものです。これらのことを実現させるためには、生産と消費のパターンを変えていくことが重要で、私たちが環境に配慮した製品を使うようになれば、生産者側も環境に配慮した製品を生産するようになり、持続可能な社会が実現していくとされております。

規格外の野菜を流通へ!

食品ロスを減らすための私たちのとりくみ

私たちノースリーフでは北海道の農家で発生する味は変わらないのに、デコボコしていたり、形が曲がっていたり、色にムラがあったり、外側にキズが入っていたり、サイズがバラバラで大きすぎたり、小さすぎたりなどの理由からスーパーなどへ流通されることなく廃棄されてしまう規格外の野菜を安く仕入れ、通常よりもお手頃な価格で販売し、食品ロスを減らす地球にやさしい野菜販売の取り組みをしております。